銘板選びで失敗しない!素材・加工方法のポイントとおすすめの選び方

銘板は設備や製品に取り付けられる情報表示板で、社名や型番、注意表示など多くの役割を果たします。素材や加工方法によって耐久性や見た目が大きく変わるため、使用環境や目的に合わせた選び方がとても重要です。

まず、銘板の素材には金属と樹脂の2つがあり、それぞれ特徴が異なります。屋外での使用には耐候性の高い金属素材が適しており、ステンレスやアルミは特に人気です。ステンレスは錆びにくく高温や薬品にも強いため、過酷な環境でも長持ちします。アルミは比較的軽くてコストパフォーマンスが良い一方で、耐久性ではステンレスにやや劣ります。ただし、アルミでもメタルフォト加工を施すことで、屋外使用に耐えうる高い耐久性が得られます。

屋内使用の場合やコスト重視の場合は、樹脂製の銘板も選択肢となります。アクリルや塩ビ、PET、ポリカーボネートなどが代表的で、それぞれに透明性や耐衝撃性、電気絶縁性などの特性があります。富山プレートでは、用途や貼り付ける環境に応じて、接着紙加工やビス穴加工などのカスタマイズも対応しています。

加工方法についても選定のポイントです。長期間使用される産業機器向けには、腐食エッチングやメタルフォトがよく使用されます。腐食エッチングは金属表面を化学薬品で彫り込むことで文字や図柄を形成し、塗料を充填することで視認性を高めます。一方メタルフォトは、耐薬品性・耐候性・耐摩耗性に優れたアルミベースの加工方法で、黒色の高解像印字が可能です。米海軍や宇宙ステーションでも採用されており、品質の高さが証明されています。

レーザマーキングも非常に人気のある方法で、非接触で高精度なマーキングが可能です。溶かす・焦がす・酸化させるなど複数の手法があり、素材に応じて最適な印字方法を選べます。富山プレートでは、高精度なファイバーレーザによる微細加工も行っており、小ロットや複雑形状にも対応可能です。

さらに、フルカラー印刷を希望する場合には、UV硬化型インクジェットプリントも利用可能です。主に室内向けの表示板や案内板に適しており、美しい仕上がりが特徴です。

このように、銘板は単なる「名前を記す板」ではなく、使用環境・表示目的・設置方法などにより、適切な素材と加工方法を選ぶ必要があります。富山プレートでは、50年近い実績と多様な設備を活かし、ユーザーに最適な銘板をご提案しています。

用途や設置場所、使用期間に不安がある場合は、図や写真、使用シーンなどを共有いただければ、最適な素材や加工方法をご提案します。銘板選びにお悩みの際は、ぜひ富山プレートへお気軽にご相談ください。

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株式会社富山プレート

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